その「最後の世代」に生まれた花坂春(はなさかはる)は幼い頃から大人たちに囲まれ、個人授業や通信学習で教育を受けたため、学校生活というものを経験したことが無かった。やがて15歳となった時、彼は親元を離れ、憧れであった学校へ通うことが許可されるが、学校には姫城桜子(ひめしろさくらこ)という1人の少女しかいなかった。姫城はちょっと癖のある少女ではあったが、花坂と意気投合する。その後、花坂は姫城と同じアパートであることが分かり、部屋も隣同士であったため、共に一夜を過ごし、これからの学園生活や自分たちの将来について語るのであった。
翌朝、教室に入ると、机が1つ増えており、担任は新たな新入生、敷島桜花(しきしまおうか)という少女を紹介する。彼女は変わった感じの子であったが、花坂の積極的な態度により、3人は同級生として、仲良くなるのであった。そして、彼女もまた、花坂、姫城と同じアパートであったため、3人で共同生活をすることとなる。戸惑いつつも、夢のような毎日に満足する花坂であったが、ある時、彼は国家の「最後の世代」に対する機密を知ることとなってしまう。
超少子化時代のSFラブコメが幕を開ける。
0 件のコメント:
コメントを投稿